ポイントの付き方、月額合計と利用ごと

クレジットカードのポイントの付き方には大きく分けて2種類あります。
月間の合計額でポイントが決まるタイプと利用時の金額で決まるタイプです。

月間の合計額でポイントが決まるタイプ

主にJCBカードや三井住友VISAカードがこのタイプです。
1,000円(税込)利用で1ポイントの付与というケースが多いです。

このタイプは締日までの1か月間の利用合計金額でいくらポイントが付与されるかが決まります。

こちらをパターン[A]とします。

利用時の金額で決まるタイプ

主にアメックスやエポスカードがこのタイプです。
アメックスは100円(税込)利用で1ポイントの付与、エポスカードは200円(税込)利用で1ポイントの付与となっています。

このタイプはポイントの付与日は月一回であるものの、毎回のカード利用ごとにポイント付与数が決まります。

こちらをパターン[B]とします。

どちらが得するか比較してみました

例として1か月間のカード利用として、4/1~4/30までを一期間としました。

パターン[A]を1,000円(税込)利用で1ポイント付与のカードとします(例えばJCBカード)。
パターン[B]を200円(税込)利用で1ポイント付与のカードとします(例えばエポスカード)。

日付 利用額[円]
(税込額)
ポイント付与数
A B
4/1 5,278 - 26.39 26
4/2 6,782 - 33.91 33
4/3 7,755 - 38.775 38
4/4 6,653 - 33.265 33
4/5 6,700 - 33.5 33
4/6 9,905 - 49.525 49
4/7 1,043 - 5.215 5
4/8 5,722 - 28.61 28
4/9 2,670 - 13.35 13
4/10 261 - 1.305 1
4/11 8,666 - 43.33 43
4/12 8,270 - 41.35 41
4/13 5,202 - 26.01 26
4/14 5,883 - 29.415 29
4/15 4,449 - 22.245 22
4/16 5,451 - 27.255 27
4/17 1,294 - 6.47 6
4/18 9,217 - 46.085 46
4/19 5,445 - 27.225 27
4/20 6,262 - 31.31 31
4/21 53 - 0.265 0
4/22 4,589 - 22.945 22
4/23 9,209 - 46.045 46
4/24 9,081 - 45.405 45
4/25 6,150 - 30.75 30
4/26 1,654 - 8.27 8
4/27 7,315 - 36.575 36
4/28 5,882 - 29.41 29
4/29 2,369 - 11.845 11
4/30 3,155 - 15.775 15
合計 162,365 162 811.825 799

[A]はひと月あたりの合計額から付与されるポイント数が決まりますので、ひと月で162ポイントの獲得となりました。
端数が365円分余ってしまいもったいないですが、これは切り捨てとなります。
このパターン[A]は暗算でもすぐポイント計算できます。

一方でパターン[B]は毎日ポイントが算出されます。
ひとつ例に挙げると、4/1は5,278円使いましたが、200円(税込)利用で1ポイントの付与ですので26.39ポイントとなりますが、小数点以下は切り捨てますので26ポイントの獲得となりました。

このまま使い続けた結果、ひと月で799ポイントの獲得となりました。

ところで、ギフトカードとの交換に必要なポイント数はそれぞれパターン[A]は1,000ポイントで5,000円分、パターン[B]は1,000ポイントで1,000円分です。
ギフトカードの還元率はともに0.5%です(このためにパターン[B]はアメックスではなくエポスカードとしました[アメックスはギフトカード還元率が低いため])

上表の獲得ポイント数を金額に換算してみると次のようになりました。

  A B
ギフトカードとの交換に
必要なポイント数
1,000ポイントで5,000円分 1,000ポイントで1,000円分
上表の獲得ポイント数 162 799
「上表の獲得ポイント数」をギフトカード何円分かで計算
(実際はこのような細かい交換はできません)
810円分 799円分

810円と799円で11円の差となりました。
これが1年続くとなると12倍しますので、132円分の差となります。
差は小さいですが確実に存在しますし、利用金額が大きくなればさらに開きます。

パターン[B]はポイント付与が200円(税込)で1ポイントですのでこまめにポイントを獲得できると思いきや、毎回の利用ごとに無駄になるポイントが多くなるためです。

今回の例では1日ごとに計算していますが、実際は1日の間でも数回買い物を行うことの方が多いと思いますので、[B]はさらに切り捨てになるポイントが多くなるのです。

まとめ

結論としては、JCBカードをはじめとした[A]の方が得ということです。

[B]は一見ポイント還元率が高く見えますが、商品との交換比率を見ると還元率は概ね同じです。
ですが毎回のカード決済により無駄になるポイントが多く、年単位でみると一定のポイントがなくなっていることになります。

今回挙げた例では、獲得ポイント数に1~2%の差がでてしまったことになります。

しかしだからといって[A]のタイプのカードから選びましょうということではなく、自身の生活に見合ったクレジットカードを選択する中で、今回挙げた例が参考にしてカードを選択しましょう。

ギフト券、キャッシュバックが高還元率

ギフト券交換に優れたクレジットカードを紹介しています。
ギフト券とは下の券種とします。

JCBギフトカード
JTBナイスギフト
・UCギフトカード
・VJAギフトカード
アメリカン・エキスプレス 百貨店ギフトカード
高島屋 商品券
・全国百貨店共通 商品券

電子マネー交換やキャッシュバックなどは除外しています。
ランキングについては、主に下のカテゴリの順番となりました。

1軍.ポイント付与率が2倍のカード

★印のついているカードを強くおすすめします。
ポイント2倍は、他のクレジットカードでも一部のボーナス対象商品であれば行っています。
しかし、デフォルトが2倍というカードは非常に珍しいです。

ギフト券の還元率はおおむね0.50%ですが、ポイント2倍であれば1.00%になります。

2軍.JCB GOLD EXTAGE(ジェーシービー ゴールド エクステージ)、JCB CARD EXTAGE(ジェーシービー エクステージ)、JCB LINDA

この3つはJCBの他のカードで採用されているボーナスステージではなく、より良い条件でポイントアップができるようになっています。
年齢制限ありと性別制限ありなのですが、もし申込み条件に該当するなら検討したいところです。

3軍.↑以外のJCBカード

JCBカードはギフトカードとの交換に50Pの手数料が必要です。
交換手数料を必要とするカードは多く、その中でも50Pというのは少ない方であることと、翌年度へのボーナスステージもあることからこの位置にしました。

4軍.エポスカードと三井住友VISA(他、トラスト・東京VISA)

エポスカードはギフトカードとの交換手数料を必要としない数少ないクレジットカードです。
ゴールド、プラチナのみ、「選べるポイントアップショップ登録」というサービスがありますが、これによく使う店舗を登録すれば獲得ポイントが3倍になります。
このサービスは非常に優秀なのですが、エポスカードが用意した一覧から選択しますので、その中になければ選択不可能となります。
選択が可能なら1軍にも匹敵する良いカードだと思います。

三井住友VISA(他、トラスト・東京VISA)については、三井住友VISAゴールドカード、三井住友VISAプライムゴールドカード、東京VISA ゴールドカードのゴールド以上がギフトカードの交換手数料を必要としません(他のカードは100Pかかります)。
また、本年利用額実績による翌年ボーナスも手厚くなっています。

上記以外のエポスカード一般や三井住友VISA(他、トラスト・東京VISA)のカードについては、可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。

5軍.イオンカード

200円(税込)→1ポイント獲得できるイオンカードですが、JCBギフトカードとの交換には手数料が250ポイントかかります。
ようするに、1,250P→1,000円分となります(還元率0.40%~0.49%)。

一度の交換で手数料がこれだけかかりますので、ある程度まとまったポイントで交換するのがお得です。

6軍.セゾン・UCカード

ポイントプログラムが「永久不滅ポイント」のカードです。
還元率が0.40%となっています。
他に0.50%程度の交換対象品もあるのでそちらをお勧めしたいところです。

7軍.AMEX(アメックス)

全国百貨店共通 商品券と交換可能ですが、還元率は0.33%です。
マイルとの交換や、他のアパレル系商品券をお勧めしたいところです。

ポイント付与率が2倍のカード

ここでは通常利用でポイントが2倍付与されるカードを紹介します。
1,000円(税込)で1ポイント(例えばJCB一般カード)、200円(税込)で1ポイント(例えばエポスカード)とポイント付与率に違いはあれど、どちらも還元率で言えば約0.5%です(ギフトカードで算出)。

ポイント2倍には特徴がある

ポイント2倍付与のカードを作るということは、カード会社にとってかなり高いハードルになります。
そのためカード数自体非常に少ないですし、カードにも主に次のような特徴があります。

  • リボ払い専用である
  • 所持に年齢制限がある

リボ払い専用であっても、1回払いであれば手数料を必要としないカードがあります。
次のカードがリボ払い専用に該当します。

  • JCB EIT(ジェーシービー エイト)
  • UCカードの「FreeBO!(フリーボ!)
  • P-one FLEXY


P-one FLEXYのみ、初回から手数料(≒利息)が発生します。
リボ払いやキャッシングの手数料率はポイントの付与率を大きく上回ります。
申し込む利点があまりないのが正直なところですが、もし申し込むならその点に注意しましょう。

②の年齢制限ありが、三井住友VISAデビュープラスカード、東京VISA TOKYO CARD ASSISTです。
三井住友VISAデビュープラスカードについては年齢制限が非常狭くなっており、25歳までです。
このカードは学生の方に非常におすすめできるカードです。

一方、東京VISA TOKYO CARD ASSISTは39歳までとなっています。
この2つのカードはポイントプログラムがどちらも「ワールドプレゼント」です。

名前 特徴 年会費
(初年度)
年会費
(2年目以降)
★★★JCB EIT(ジェーシービー エイト) リボ専用 無料 無料
UCカードの「FreeBO!(フリーボ!) リボ専用 無料 無料
P-one FLEXY リボ専用
(初回から手数料かかる)
無料 無料
★★三井住友VISAデビュープラスカード 年齢制限(25歳以下) 無料 1,250円+税
年会費割引:年間1回以上のカード利用で翌年度年会費無料
★東京VISA TOKYO CARD ASSIST 年齢制限(39歳以下) 無料 無料

★マークは、おすすめカードの指標です。
特にこの3つのカードは、その年の利用実績により翌年のポイント付与率がアップするというボーナス制度もあります。

JCBと三井住友VISAにはボーナスポイント制度があります

JCBカードのボーナスステージは次になります。

集計期間中の利用金額(税込) メンバーランク 一般 ゴールド JCBゴールド ザ・プレミア
プラチナ
JCBザ・クラス
300万円以上の方 ロイヤルα(アルファ)PLUS
(※1)
対象外 60%UP 70%UP
100万円以上の方 スターα(アルファ)PLUS 50%UP 60%UP
50万円以上の方 スターβ(ベータ)PLUS 20%UP 30%UP
30万円以上の方 スターe(イー)PLUS 10%UP 20%UP

三井住友VISA(他、トラストと東京VISA)のボーナスステージは次になります。

前年度(前年2月~当年1月)買物累計金額 今年度(当年2月~翌年1月)の買物累計金額に応じたボーナスポイント
300万円以上 「V3」 50万円で150ポイント。
以降、10万円ごとに30ポイント
100万円以上300万円未満 「V2」 50万円で75ポイント。
以降、10万円ごとに15ポイント
50万円以上100万円未満 「V1」 50万円で50ポイント。
以降、10万円ごとに10ポイント

この翌年のボーナス制度は、UCカードの「FreeBO!(フリーボ!)とP-one FLEXYにはありません。

さらにこのページで紹介したカードの内、旅行保険が付帯されているのはJCB EIT(ジェーシービー エイト)だけです。
海外旅行保険なのですが、年会費無料でポイント付与2倍でこの保障がついているのは非常にサービス肉厚のカードです。

プロパーカードとは

プロパーカードとは、他社と提携せずにクレジットカード会社が単体で発行しているカードです。
代表的なプロパーカードといえば、次の3枚です。

  • JCB一般カード(以下、JCB一般)
  • 三井住友VISAクラシックカード(以下、三井住友VISA)
  • アメリカン・エキスプレス・カード(以下、アメックス)

カード利用実績によってはゴールド、プラチナとランクアップしていくことが特徴です。
安心感やブランド力から依然として人気があります。

年会費が必要であったり、割引やポイントアップなどで提携カードに比べて引けを取るイメージ先行しがちですが、実はそんなことはなく多種多様な遜色ないサービスを持っています。

おすすめはJCBと三井住友VISAカード

  年会費 翌年のポイントアップ 海外での利用状況
JCB一般 1,250円+税
・初年度無料
・割引条件あり
あり
三井住友VISA あるが、JCBより劣る
アメックス 12,000円+税 なし

プロパーカードの代表格と言えば、JCB一般と三井住友VISAでしょう。
アメックスも有名ですが年会費が高いためこの2枚よりはおすすめできません。

国内で利用するのであれば、JCB一般をおすすめします。
JCB一般と三井住友VISAは前年の利用実績によって翌年のポイント獲得倍率がアップするサービスがありますが、このサービスを比較するとJCB側の方が優秀なためです。
アメックスは翌年のポイントアップサービスはありません。


但し海外利用となると、JCBブランドはVISA、masterと比べるとどうしても弱いため三井住友VISAがおすすめです。

  ポイント加算店 申込可能年齢 ギフト券換金率
JCB一般 あり 18歳から 0.48%~0.49%
三井住友VISA あるが、JCBより劣る
(この2枚は同程度)
18歳から 0.45%~0.50%
アメックス 20歳から 0.33%

さらにJCBにはプロパーカード特有のサービスであるJCB ORIGINAL SERIESパートナーとの提携もあり、amazonセブンイレブンイトーヨーカドーなどでの利用でポイントが数倍にアップします。

また申込可能年齢でも違いがあります。
アメックスは他2カードとは異なり審査ハードルがやや高いため、20歳から申込可能となっています。

異なるポイント付与サービス

  ポイント付与率 ポイント算出方法
JCB一般 1,000円(税込)→1ポイント 月間の総利用額
三井住友VISA 1,000円(税込)→1ポイント
アメックス 100円(税込)→1ポイント 利用ごとに付与

これだけ見るとアメックスはポイント付与率が10倍かというとそうではなく、キャッシュバックの還元率を比較すると全て同じです(0.3%)。
ギフトカードの還元率で比較したいのですが、アメックスのギフトカード還元率が一段低くなるため、全て同じ還元率であるキャッシュバックで比較とします。

このポイント付与サービスの大きな違いは、ポイントの算出方法です。
JCBと三井住友VISAは締日までの1か月間の総利用額に対してポイントが付与されます。
例えば、締日までの1か月間で5万円利用したなら、獲得したポイントは50ポイントとなります。

一方でアメックスは利用ごとにポイント獲得数が決まります。
1日に数回利用すればそのたびにポイント獲得数が都度決まるのです。

このポイント算出方法はどう違うかというと、アメックスの方がポイントのロスが大きいのです。
どちらにしても端数は切り捨てられますが、アメックスは毎回のカード利用でロスが発生します。

どれだけのロスが発生するかをリンク先で詳しく比較しています。

ギフトカードとキャッシュバックの還元率を比較

ギフトカードの交換ではJCBがリード

JCBと三井住友VISAはギフトカードの交換に、手数料としてのポイントがかかります。
JCBが一回の交換で50ポイント、三井住友VISAが100ポイントです。
なお、三井住友VISAはゴールド系であればこの手数料としてのポイントは不要となります。

アメックスは手数料は不要であるものの、還元率自体が他2社と比べて低くなっています。

キャッシュバックなら三井住友VISAがリード

キャッシュバックは、換金を依頼した翌月か翌々月に利用代金からその分を差し引かれることで交換となります。

三井住友VISAのキャッシュバックが0.5%でトップであるわけですが、これは電子マネーであるiDに還元されることでキャッシュバックとなっています。
iDを利用していなければこの交換を使えませんので、そうなるとキャッシュバックのトップはJCBとなります。

いわゆる”ブラックカード”を狙うならアメックス

アメックスはプロパーカードなのですが、そのサービスは他社カードのゴールドカードレベルとなっており、年会費もかかりますが付帯保険や券面のカッコよさは頭一つ抜けています。

また、クレジットカードの頂点に君臨する「ブラックカード」がアメックスブランドであり、是非ここを目指してみたいという方も申込を行っています。
アメックス以外のカード会社では、最も上のランクはプラチナが多くなっています。

プロパーカードという括りでもそれぞれ強みが全く異なります。
自身に合ったカードを探してみましょう。

マイルの基礎知識

そもそもマイルとは

「マイルを貯めてただで旅行に行った」
知り合いからこのようなことを聞いた方はいるのではないでしょうか。
そもそもマイルとは一体何なのでしょうか。

マイルの正式名称は「マイレージ」といい、航空会社の顧客に対する”ポイント”のことです。
他のクレジットカードのサービスと同じ”ポイント”なのですが、航空会社ではポイントのことを”マイル”と呼んでいるのです。

そのポイントを集めると、無料の航空券や座席のアップグレード、他社のポイントに交換できるというのが基本的なサービスです。
航空会社にとっての顧客の囲い込み手段の一つなのです。

マイレージが初めて登場したのは、1981年5月1日になります。
この日に世界で初めてのマイレージサービス「AAdvantage(アドバンテージプログラム)」がアメリカン航空からスタートしました。
その後の1年間で100万人の会員を獲得し、大成功しました。

さらにその後、マイレージサービスは北米の多くの航空会社で採用されました。
日本で誕生したのはそれから16年遅れた1997年です。
その年に当時の航空3社(JALANAJAS)が実施し、JALJASはその後に合併したため、現在ではJALの「JALマイレージバンク」、ANAの「ANAマイレージバンク」という名称で現在も続いています。

ちなみにマイレージサービスという単語が普及しているのは日本のみで、海外では「frequent flyer program フリークエントフライヤープログラム(FFP)」と呼ばれています。

マイルを貯める方法

マイルを貯める方法は主に2つあります。

航空会社のマイレージ会員になる

一つ目は航空会社のマイレージ会員になることです。
会員費は無料で、航空会社のHPなどから手続きが可能です。
飛行機に乗る前か後に自分のマイレージ番号を申請すると、飛行距離に比例したマイルが獲得となります。

飛行距離に比例したマイルですが、JALANAの場合正規割引航空券で70%、格安航空券で50%と、航空券の種類でマイルの獲得率が変動するのが一般的です。
一方で、ユナイテッド航空デルタ航空などの外資系の場合は、正規割引航空券でも格安航空券でも100%のマイル獲得率であることがほとんどです。

マイルが獲得できるクレジットカードを持つ

2つ目の方法は、JALANA、その他の航空会社と提携しているクレジットカードを持つことです。
クレジットカードによっては年会費なども必要になりますが、概ね100円利用で1マイル貯まるカードがあり、マイル獲得に特化したカードではさらに付与率の高いカードもあります。

飛行機に乗らずしてマイルを貯められるので、そのような使い方をしている人を「陸(おか)マイラー」と呼びます。
日常生活でカードを使うことで、マイルを獲得していきます。

マイルの使い道

最も人気なのは、やはり特典航空券との交換です。

国内線であれば、ANAなら片道5,000マイルから、JALなら片道7,000マイル・往復10,000マイルから交換可能です。
国際線であれば獲得マイル数に応じて、旅行可能先はどんどん広がっていきます。
さらに、マイルをビジネスクラスやファーストクラスなどのワンランク上の特典航空券と交換することもできます。

また、ANAJALともにマイルを航空券の購入に利用できるeクーポンにも交換可能です。

マイルの期限

ANAJALともにマイルの有効期限は3年です。
ただクレジットカードでマイルを貯める方は、ポイントからマイルへの交換を適時行うことで有効期限を気にする必要がなくなります。
クレジットカードのポイント自体、有効期限が無期限ない場合もありますので、長く貯めたい方はこのようなカードを選ぶとよいでしょう。

大手外資系のマイル有効期限は少し異なっています。

ユナイテッド航空・・・有効期限は最後のマイル加算日または使用日から18か月間。ただし、有効期限内にマイルの加算または使用があれば、そこからさらに18か月、期限が延長になる。

デルタ航空・・・有効期限は最後のマイル加算日または使用日から24か月間。ただし、有効期限内にマイルの加算または使用があれば、そこからさらに24か月、期限が延長になる。

大手外資系の場合、マイルの加算も期限延長につながりますので、100円で1マイル獲得できるクレジットカードで毎日買い物している場合は実質無期限と同じことになるのです。

アライアンスとは

アライアンスとは航空連合といい、航空会社同士が連携して作るグループのことです。
何のためのグループかというと、同じグループ内ならマイルを相互利用できるのです。
例えば、ANAで獲得した搭乗マイルをユナイテッド航空の航空券に利用できたりなどのメリットがあります。

現在、このアライアンスは3つあります。
最も規模が大きいのは、ANAが参加している「スターアライアンス」で、1997年に設立された世界で初めてのアライアンスです。
アジアを始め、北米、ヨーロッパ、アフリカなど幅広い地域で27社が加盟しています。

JALが加盟しているのは「ワンワールド」で、加盟数は17社と少ないですが、アメリカン航空ブリティッシュ・エアウェイズなどの大手航空会社が加盟しています。

最後のひとつが「スカイチーム」ですが、加盟数は全20社です。
デルタ航空エールフランスが加盟しているのが特徴です。

アライアンスをうまく利用することで、マイルを友好的に使うことができるのです。

スターアライアンス 27社 アシアナ航空アドリア航空、アビアンカ-TACA航空、エア・インディア、エア・カナダ、エーゲ航空エジプト航空エチオピア航空エバー航空オーストリア航空クロアチア航空コパ航空シンガポール航空、深航空、スイスインターナショナル エアラインズ、スカンジナビア航空全日本空輸タイ国際航空、TAP ポルトガル航空、中国国際航空、ターキッシュ エアラインズ、ニュージーランド航空ブリュッセル航空、南アフリカ航空ユナイテッド航空ルフトハンザドイツ航空LOTポーランド航空
ワンワールド 17社 アメリカン航空イベリア航空エア・ベルリンS7航空カタール航空カンタス航空キャセイパシフィック航空スリランカ航空、TAM航空日本航空フィンエアーブリティッシュ・エアウェイズ、マレーシア航空、メキシカーナ航空 (休止中)、USエアウェイズ、ラン航空、ロイヤル・ヨルダン航空
スカイチーム 20社 アエロフロート・ロシア航空、アエロメヒコ航空、廈門航空、アリタリア-イタリア航空アルゼンチン航空エア・ヨーロッパエールフランスガルーダ・インドネシア航空、KLMオランダ航空、ケニア航空、サウディア、大韓航空タロム航空チェコ航空チャイナエアライン中国東方航空中国南方航空デルタ航空ベトナム航空、ミドル・イースト航空

アメックスのポイントの貯め方・使い方

アメリカン・エキスプレス・カードの魅力は何といってもそのステイタス性です。
さらに、旅行にしても買い物にしても各種保険や保障がしっかりしていますので、一枚持っているととても安心なカードのひとつです。

しかし、ポイントの還元率を考えると他のカードに今一歩及ばないのがデメリットです。
勿論マイルを貯めている方にとってはとても交換率の高いカードなのですが、飛行機を使わない方にとっては他の方法で利用するしかありません。
では、貯まったポイントをマイル以外で有効活用する方法を探ってみたいと思います。毎月の合計決済額では無く、1回の決済毎にポイントが付与されます。

交換できる商品とポイント一覧

通常、マイルであれば2000ポイント=1000マイルへの交換です。
しかしマイル以外の商品券との交換の場合、大手百貨店商品券ではありませんので、そのブランドに興味がなければ交換の対象にならないでしょう。

毎月のカード決済に充当するキャッシュバックは0.3%の還元率になります。
また、家族カードで貯めたポイントは自動的に本会員のカードへ合算されます。

有名ブランドのショッピングクーポンに交換出来ます

アメックスのポイントは、ファミリーマートHMVのEクーポン、高島屋ヨドバシカメラなどの商品券などにも交換出来ます。
1,000円分の商品券で3,000ポイント必要なので交換率(0.30%)は決して高いものではないのが少々残念です。

有名ブランドのショップで使える商品券は、5,000円分=5000P(1.00%)で交換出来るものがあります。
スウォッチハンティングワールド、バリーやサムソナイト、シップスやエス・テー・デュポン、トミー ヒルフィガーなど様々なブランドショップを利用出来るのがメリットです。

この場合は還元率が1%になるのでブランド物を良く買う方やショップを利用される方には大変お得です。
但し、クーポンを利用する為には10,000円毎に1枚という条件があるので注意が必要です。

列挙したブランドのファンであれば、プロパーカードで還元率が1.00%のものは非常に珍しいので、大きな特典のあるクレジットカードになります。

また、ユナイテッドアローズの商品券も同じ条件付ですが5,000円分のショッピングクーポンが6000Pで交換可能です。
さらに、フェラガモやアルマーニは20000Pで10,000円分のクーポンに交換出来ますが、条件無しで利用可能なので利用しやすいです。

アメックスのオリジナル商品に交換可能です

旅行関係にポイントを利用するだけでは無く、アメックスのポイントは様々な商品に交換する事が出来ます。
特に季節毎や期間限定で実施されるアメックス独自の交換アイテムが秀逸です。
オリジナルイベントとして通常では体験出来ないものが用意されています。
例えば、普段は入れない夜間のお寺の拝観だったり、国内の名門ゴルフコースでプレイしたりする事も可能です。

さらに、アメリカン・エキスプレスのロゴが入ったオリジナルアイテムも多数用意されています。
実用的な財布やバッグや時計など、旅行やビジネスで利用出来るものが揃っていますが、日常利用出来るものばかりです。
普段からこのアイテムを利用しているとカードを掲示しなくてもアメックスのメンバーである事がさりげなく主張出来るのがメリットです。

リッチなディナーを楽しめます

東京都内やその他地域、各種チェーンでのお食事券と交換が出来るのも良いです。
普段行かないような洒落たレストランでディナーをしてみてはいかがでしょうか。
掲載されているレストランの殆どが1ポイント=1円換算(1.00%)で交換出来ます、お店によって3,000ポイントや5,000ポイントから交換出来る等の違いはあります。

これも有名ブランドのショッピングクーポン交換と同じで、10,000円毎に5,000円分利用ということになります。



但し、すかいらーく系列で利用出来るお食事券やロイヤルホストのお食事券等は少々換金率が悪くなってしまうのが残念です。
その代わりにこちらは利用最低金額が決められていないので利用しやすいお食事券です。

他ポイントに移行する事も出来ます

メンバーシップ・リワードでは、楽天スーパーポイントやTポイントに交換する事も可能です。
どちらも3,000ポイント以上3,000ポイント単位で移行出来ますので、カード決済に充当する場合よりもお得ですが、それぞれの会員登録が事前に必要です。
メジャーなポイントなので登録されている方も多いのでとても利用しやすい交換アイテムです。

ポイントでチャリティーに参加出来ます

ポイントで各種チャリティーに参加出来るのも良い取り組みです。
国内では、東北復興支援や盲導犬、アニマルセラピー、文化財の保護など多岐に渡ります。
国際的なチャリティーとしては、ブラジル・アマゾン地域での植樹やカンボジアに図書を送る、世界の医療団での子どもの診察や検診費用やワクチン費用等々、様々な活動に貢献出来ます。

文化財の保護などに関しては、東京国立博物館文化財の修理に寄付すると抽選で「プレミアムミュージアムビューイング」への招待があったり、京都国立博物館パスポートでは、1年間入館料が無料になり、他にも様々な特典が付帯されています。

有料のメンバーシップ・リワード・プラスを利用するメリット

メンバーシップ・リワードには有料のメンバーシップ・リワード・プラスが用意されており、マイルや旅行、ホテルの利用などをする場合にはお得なレートで換算出来るようになっています。
交換した実績が無くてもメンバーシップ・リワード・プラスに加入するだけでポイントが無期限になる事もメリットです。
年会費は3,000円+税となっています。

海外旅行をしない、飛行機に乗る事が無いのでマイルに交換されない、という方にはメリットが無い様に思われがちですが、提携ホテルグループへのポイント移行は通常の倍の換算レートで移行出来ますし、日本旅行での国内旅行のツアーやパッケージを申し込んだ場合などにも1ポイント=1円で利用可能になります。
交換する時だけ登録すれば大丈夫なので、前もってメンバーシップ・リワード・プラスに登録しておく必要はありません。
ある程度ポイントが貯まった時点でメンバーシップ・リワード・プラスに加入し、パーッケージやツアーで格安な国内旅行を見つけて楽しむという使い方がお得です。

ポイントを沢山貯める方法について

ボーナスポイント・パートナーズを利用すると通常の2倍-10倍のポイントが貯まるので、ポイントを沢山貯める事が可能です。
事前登録は必要無く、提携店でアメリカン・エキスプレス・カードを利用するだけで通常ポイント+ボーナスポイントが貯まります。
食事やゴルフ、宿泊やエステティック、フラワーギフトなどを贈ってもボーナスポイントが貯まりますが、店舗によっては期間限定でボーナスポイントがアップしている場合もありますのでお得に利用する為にはチェックが必須です。

ここまでは、現在アメックスカードを利用されている方を対象にメンバーシップ・リワードでのお得なポイントの使い方を探ってみましたが、いかがでしょうか?
もしも、これからアメックスのカードを作るつもりで、マイルに興味が無い方は、セゾンや各種百貨店などの提携カードも視野に入れて考えてみるのも良いです。
提携カードの中には条件付きですが、年会費が実質無料になるカードもあります。
提携カードの場合アメックス独自のポイントプログラムとは異なり、そのカード独自のポイントプログラムを利用する為、商品券や商品などに交換しやすいのがメリットです。

セゾンアメックスとアメックスと比較

アメックスにはアメックスが発行しアメックスブランドであるカードと、セゾンが発行しアメックスブランドであるカードの2種類があります。
プロパーカードといいますと、発行元のブランドが直接発行しているカードを言いますので、前者がプロパーカードとなります。

アメックスとセゾンアメックス、券面も大変似ていますが、カードのサービス内容はどのような違いがあるのでしょうか。

セゾンアメックスは4種類

セゾンカードは種類がたくさんありますが、その内のセゾンアメックスは次の3種類です。

  • セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
  • セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
  • セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

後のカードほど年会費とサービス内容(主に付帯保険の補償額)は大きくなります。
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」というカードもあるのですが、個人事業主をはじめとしたビジネス向けのカードであるため除外します。

セゾンカードは提携カードが豊富ですが、その中でもこの3枚はスタンダードカード的な位置づけです。
スタンダードカードの特徴としては、サービス内容に特筆すべきものはありませんが、全てにおいて及第点に達しているというところです。

アメックスは主に2種類

アメックスの個人向けかつスタンダードカードは2種類であるといえます。

  • アメリカン・エキスプレス・カード
  • アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

年会費やサービス面からアメックスは富裕層向けとも言われます。

ポイントの付き方はそれぞれ異なる

ポイントの付与方法は発行会社によって変わります。
同じアメックスブランドではありますが、セゾンアメックスはセゾンカードと同様のポイント付与方法で1,000円(税込)利用で1ポイント付与、アメックスは100円(税込)利用につき1ポイント付与となります。
このポイント付与率はカードのランクで変わることはなく、一般カードでもゴールドカードでも同じです。

アメックスの方がお得なのかと思いきやそうではなく、ポイント交換により多くのポイント数を必要としますので還元率では同等といえます。

むしろセゾンアメックスの方がお得ということができます。
その理由はポイントの計算方法がひと月の総利用額で決まるのに対し、アメックスは1会計あたりの利用額で決まります。

詳しい説明はこちらを参照してほしいのですが、ざっくりいうと、アメックスの方がポイントロス(≒端数)が大きくなってしまうのです。

年会費の比較

付帯保険の補償額や付帯サービスにより、アメックスは年会費が高くなります。
追加カードであるETCカードや家族カードの年会費もアメックスは若干高くなります。

付帯保険の補償額の比較

最も手厚い内容であるアメックスゴールドですが、年会費と比較した場合のお得度で言えばセゾンゴールドの方が上といえます。
旅行保険で何が重視するかですが、「傷害・疾病治療の補償額」だと思います。
ここを重視するのならセゾンゴールドでもよいと思います。

また、アメックスゴールドは一部の補償額で利用付帯の条件がありますが、セゾンゴールド(セゾンブルーもですが)は全て自動付帯となっています。
なお、セゾンパールは旅行保険の付帯はありません。

マイル交換を比較

アメックスを検討している方は、ポイントの使い道としてマイル交換を考えている方が多いです。
アメックスはギフトカードの還元率が良くない一方で、マイルの交換には優れています。

まとめ

年会費、旅行保険の補償額を見るとセゾンの方がお得だと言えます。
ポイントの交換にギフトカードを考えているのなら、セゾン一択でしょう。
アメックスはそれほどマイル交換しかポイントの使い道が限られるのです。
またセゾンは即日対応可能である点もおすすめです。

アメックスのセゾンに勝っている点は、同じアメックスブランドでもプロパーであることとマイル交換の比率です。
券面のかっこよさでもアメックスに分があると思います。